ラジャスターンの風が通り抜ける砂漠のピンク・シティ
デリーから南西へ266km、ラジャスターン州の州都ジャイプールは、渇いた砂漠の大地の上に色鮮やかなピンクの町並みや壮麗な宮殿跡が残る古都として、女性から絶大な人気を集めている観光都市です。
別名「ピンクシティ」と呼ばれ、旧市街の街並みは全て赤がかった鮮明なパールピンクで統一され、吹き抜けるような青空とのコントラストが非常に美しい街です。この街がピンクになった背景として、1876年に英国王子アルバートの訪問を歓迎するために、街をピンク色に塗りかえたのが始まりです。
お洒落なピンクの街並みや華麗な宮殿、伝統工芸品が並ぶショップなど、個性豊かなラジャスターン文化が彩るジャイプールの街並みは、どこを歩いても女性の心をくすぐるカワイイ出会いが待っています。
ラクダの蹄の音と行き交う行商人、空に続く祈りの声とアジアの喧騒、焼きたてのケバブの香ばしい匂いがする迷子になりそうなバザール、華麗な宮殿に舞うラジャスターンの踊り子達。夢に思い描いていたエキゾチックな砂漠のオアシス「ジャイプール」で、誰にも知らない異邦人になってみませんか?
首都デリーから南西へ266km。
車やバスで片道約6時間、飛行機で片道約1時間の目安。
旧市街であれば徒歩でも可能。近距離での移動ならサイクルリクシャー、アンベールや郊外へはオートリクシャーがオススメ。
タクシーはエアコンが効いており快適ですが、オートリクシャーの2~3倍の相場。流しのタクシーはおらず、ホテルやレストランで呼んでもらうのが一般的です。
基本的には不要
1Rs(ルピー) = 約1.6円
日本では両替が出来ません。
空港・ホテルで両替が出来ますがレートは良くないため、街中の両替所で両替を行うのがベスト。
現金が必要な場合はATMを上手に活用することもオススメです。
12月~3月の乾季
暑季(3月~6月)
最高気温:37~40℃/最低気温:25~27℃
想像を超える暑さ。特に4月は40℃以上になることもあります。旧市街を歩く際には水分補給を定期的に行い、体調管理にも要注意。日よけ、誇りよけにサングラスや帽子などの日焼け止め対策が必要。
雨季(7月~9月)
最高気温:34~39℃/最低気温:25~27℃
蒸し暑く、豪雨により洪水などが起こることがあり、地方への交通網の寸断や伝染病などに注意。蚊が多くなる季節なのでジカウィルス熱などの伝染病、虫除けスプレーや長袖・長ズボンで行動することをオススメします。
乾季(10月~3月)
最高気温:25~32℃/最低気温:10~15℃
雨が少なくなりカラットした心地よい気温で観光に最適なシーズン。基本的には、夏服で大丈夫ですが、日焼け対策で薄手の長袖を羽織れる様にしておくと便利です。乾燥するので、保湿クリームなどがあると便利。
観光地であるため治安も比較的安全ですが、スリや置き引き、ぼったくり詐欺などの被害があるため注意は必要。また旧市街の中心部は交通量が多く、通りの横断には注意が必要です。(インドは車優先社会です!)
ジャイプールで多い被害がバザールでの買い物時のトラブル。高額商品やクレジットカードの使用は、州政府公認の安心できるお店でのみ行いましょう。物売りや客引きなど巧みな話術で声をかけてくる人には要注意・毅然とした態度で対応が必要です。
砂漠都市のジャイプールは乾燥した空気と激しい日差しに注意が必要です。砂埃も多いため、ストールやサングラス、帽子、リップクリーム、飴などの乾燥対策の装備があると便利です。また水分補給には気をつけましょう。
インド料理は油っこいものが多いため、胃薬や整腸剤・下痢止めがあると便利です。