バクタプル

3王国時代の首都として栄えた世界遺産都市

ネワール文化が花咲いたかつての王都バクタプルには、往時の栄華を誇る壮麗な王宮跡や繊細な彫刻が施された寺院が建ち並び、中世ネパールの佇まいがそのまま残されています。遥かにそびえるヒマラヤ山脈と赤褐色のレンガ造りの街並みのコントラストもとても素敵です。
映画「リトル・ブッダ」の舞台にもなった場所であり、特に高い建築技術を誇るネワール様式の王宮を中心としたダルバール広場には、映画そのままの世界が広がります。迷路のようなバザールに足を踏み入れれば、中世の世界にタイムスリップしたような気持ちに。
また、夜になれば周囲の寺院から神々に祈りを捧げるバジャン（宗教賛歌）の音色が聞こえてきます。遥かなるヒマラヤへの憧憬と異国情緒あふれるバジャンの楽曲が、古都バクタプルに郷愁の香りを漂わせます。
カトマンズやナガルコットから日帰りでも訪れる事が出来ますが、ぜひ宿泊してこの美しき古都の魅力に浸ってください。

トゥマンディー広場

広場の中で一際輝き放つのが、5重の塔であるニャタポラ寺院。カトマンズ盆地の中では最も高い30mの高さを持ちます。石段の両側には下から、伝説の戦士ジャヤ・マッラとパッタ・マッラ、象、獅子、グリフィン、女神が奉られており、順番に10倍ずつの力を持つとされています。
ニャタポラ寺院の上からは、バクタプルの街並みの賑わいと澄み渡るような青空に映えるヒマラヤを眺めることが出来、いつまでもこの場所にいたくなる景色が広がります。

住所：行き方	カトマンズから東に10km、車で30分
バクタプル入域料	1000ルピー